配仕上げ期交収 穫ー◎◎444.554.5432.5221進化系ピノ・ガールの特性差異比較イメージ栽植密度の変更着果時の様子初期草勢 (弱1~5強)蜂交配の様子長期スタミナ (弱1~5強)低温着果性 (悪1~5良)3.545空洞果が発生しやすくなる作型の選定「ピノ・ガール」は雌花が大きい上に両性花も少ない。雄花の花粉発生も極めて良い。過繁茂状態の圃場台木の選択交配は通常20節前後からの雌花を目標に行います。一般的に交配の2〜3日程前から温度が15度以下になれば受精能力が低下します。作型にもよりますが、保温を心がけ十分な温度を確保するよう心がけましょう。また交配は花芽を揃えるようにし、出来るだけ同時開花を目指します。交配は人工交配、又は蜂で行います。過繁茂圃場の果実元肥量の変更草勢大人しめの台木がお勧め。夕顔なら「ダントツ・トップガン・ペースメイカー」。冬瓜では「ライオンキング」が良い。「ヘコタレン」などの強勢台木は避ける。着果に向けて採光性を確保するため、3本整枝であれば55cm、4本整枝であれば70cmの株間確保をお勧めします。(早い作型であるほど広い株間を!)元肥の量を減肥するのも1つです。元肥のチッソ成分で5〜6kg/10aを目安とします(あくまでも、残肥なしとして)。低温期作型に「ツルぼけ(草勢過多)」や「着果不良」をおこした場合は、次年度は早植えはなるべく回避(もしくは新品ビニールの使用や被覆枚数を増やすなどを検討)。着果促進のため、交配後の保温は十分に。着果ができそうにない場合、側枝の除去などを行い生殖成長を促しましょう。生長点の摘芯を開花日にすることや、着果促進剤の使用も効果的。大きめの苗を定植低温期に若苗を植えると草勢過多になりやすい。「ピノ・ガール」の場合は通常より葉枚数が多い大苗を植えるのが無難です。秀品性 平均果重 (㎏)1.61.51.8(悪1~5良)糖度 (BRIX)(柔1~5硬)成熟日数炭疽病 肉質の硬さ 耐病性◎◎◎1314133.545うどんこ病耐病性353538「ピノ・ガール」は雌花・雄花とも充実。交配がラク!!過繁茂になると空洞果の発生が多くなるため要注意!過繁茂になると空洞果の発生は助長されます。多肥栽培や残肥の多い圃場では特に注意が必要です。草勢強い場合には多めの脇芽取り作業を行い、芯先の芽を止めるようにします。果肉が劣化しにくく、シャリ感品質が長期間キープ!積算温度は900〜950℃。着果標識毎に試し切りを行い収穫の判断を行います。果実は一般的な小玉よりもやや小ぶり傾向。糖度は「愛娘」系と大差ないものの、果肉は硬く、今までにない極上のシャリシャリ食感。種子が小さいため、種周り部分の肉質劣化が遅く、美味しい肉質が長期間続きます。適期から10日以上遅れて収穫された果実でもシャリ感上々で美味しかった!収穫からひと月忘れてしまっていたモノを食べてもシャリ感上々だった!実際にたくさんの現場の声、いただいています!着果促進のためにピノ・ガールNW-552NW-555ハウス早出し産地の農家さんへ。「ピノ・ガール」5つの栽培ポイント。ハウス早出し産地の農家さんへ。「ピノ・ガール」5つの栽培ポイント。4月収穫のハウス無加温栽培では、交配期に低温低日照の気象条件が重なると着果数が十分に確保できず、空洞果の発生リスクが高くなります。これを避けるために、下記のポイントを押さえておきましょう。
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