●「マリアージュ」にさらにつる割病レース1抵抗性及びうどんこ病抵抗性を付与した中温期から高温期向けの赤肉。●初期草勢はやや大人しいが、生育が進むにつれて強くなり、つる持ちは良い。●果形は従来の「マリアージュ」と比較して球形に近くやや大きくなる。果皮は白肌に近く、ネットは従来通りアールスに近い外観となる。●成熟日数が数日長くなり、糖度は16度前後。二次肥大による花落ち部からの裂果・腐敗は少なくなる。●つる割病レース1.2yや1.2wには罹病する。●後半の草勢が強いので基肥を減らす。また、後半の草勢が強すぎると糖度の上昇が遅くなり、糖度の上昇を待っていると果肉が先に緩んでしまうので、後半に肥料が残らないような施肥設計や管理を行う。●後半草勢の強い特性を生かして着果数を多くすることも作型や栽培環境によっては可能である。「マリアージュ・ルフレ」では高温期では過肥大を起こしてしまう可能性があります。従って、中温期から高温期に栽培可能な品種の必要性があると考え、従来の「マリアージュ」につる割病レース1およびうどんこ病の抵抗性を付与した「マリアージュ367」を育成しました。「マリアージュ・ルフレ」との違いは、草勢・ネットの高さ、果肉色は「367」のほうが強く、高く、濃いです。肥大性、肥大や果皮色は「ルフレ」のほうが大きく、白肌です。栽培のポイントブリーダーからのコメント栽培のポイント特 徴18934567月2特 徴123456789月つる割病R0.1.2うどんこ病抵抗性栽培型12ハウス大型トンネルハウス抑制播種定植収穫期80 ●葉の大きさは中程度で色は濃い。初期草勢はやや大人しく、 ●ネットは早くから発生し、地這系品種としては高く盛り上がり、 ●果形は腰高、果重1.4〜1.8kgと玉伸び良く、糖度16度内外 ●果肉は濃いサーモンピンクで低温でも発色良く、肉質は ●成熟日数はトンネル栽培6月収穫で開花後52日程度の早生。 ● 栽培中盤以降の草勢が強いため元肥を1〜2割減らす。 ●開花からネット発生までは昼夜とも高めの温度管理を行い初期 ●縦ネットからではなく全体的に細かくネットが発生するように温度・ ●赤肉系としては早生なので収穫遅れにならないよう注意。「マリアージュ367」と「ルフレ」特性比較<肥大性> 367 < ルフレ<ネットの高さ> 367 > ルフレ<地肌の白さ> 367 < ルフレ<果肉色の濃さ> 367 > ルフレ絵袋詰100粒小袋5粒チラシ袋詰100粒熊本市にて本年6月上旬撮影の「マリアージュ367」の1株6果どり。果実は2L~3L中心に肥大しネットも高く盛り上がる。酷い乾燥で萎れやすい環境となった今年でも、つる持ちが安定。播種定植収穫期12栽培型ハウス大型トンネルハウス抑制101112101112二つ折型苗ラベル二つ折型苗ラベル中期以降は強く、ツル持ち良く作りやすい。立体栽培ではアールスに近い外観。に安定。メルティング質で赤肉特有の臭みはない。肥大を促す(交配後1週間は夜温20℃を確保)。湿度を管理する。マリアージュにつる割病抵抗性R1を付与。マリアージュにつる割病抵抗性R1を付与。立体栽培でも地這でも。立体栽培でも地這でも。アールスに近い美しいネット。アールスに近い美しいネット。赤肉メロンの幸せをお届け。赤肉メロンの幸せをお届け。MariageMariageFR 0.1.2抵抗性FR 0.2マリアージュ367マリアージュマリアージュ®®
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