栽培のポイント●低節位着果(※株元の着果)では、草勢や根量が確保できない可能性が高く、小玉や変形の原因となる。よって株元の果実は摘果し、少し我慢してから着果すると成績が良い。●元肥も追肥も十分に施し、いかに草勢を落とさないかがポイント。追肥は1番果の交配時期の前後から行い、2番果に向けて馬力を付けることが高収量へのカギとなります。●成熟日数は45〜50日程度。交配から収穫までの積算温度1000℃以上、プレミアム品質を狙うには1100℃が理想。特 徴月公式Youtubeチャンネルベノミル・チウラム剤処理済草勢強い草勢よわい10節以上で着果10節未満で着果高粉質・高糖度を誇るがゆえ、「特濃こふき」は生育中に養分が果実に集中する傾向が強い。よって、低節位着果(10節目以内)では、草勢や根量が確保できない可能性が高く、小玉や変形の原因となる。果実の養分要求量が高い「特濃こふき」は、特にこの影響を受けやすいため、低節位着果(株元着果)は厳禁とし、着果した場合は必ず摘果を行う。右写真は、着果節位の差異でその後の草勢が大きく変わることを端的に示している。樹勢が大人しいと、肥大期の横伸びが不十分で、極端な腰高形や小玉になりやすい。特に低節位着果は注意が必要。「特濃こふき」着果節位による生育比較(2018年6月:宇陀育種農場にて)97 ●肉質は極めて粉質性が高く、しっとり感も共存し、キメが細かい滑らかな食感。 ●外観は極めて濃い漆黒の黒皮で高級感・重厚感がある。貯蔵時の退色が遅い。 ●果肉色は濃く、食欲をそそる。 ●草勢はやや強めだが、着果性に優れる。 ●うどんこ病にも比較的強い(発病が遅い)。 ●果実肥大は5~6玉サイズ中心で良く揃う。 ●成熟日数は45~50日。 ●初期の節間(10節前後)が短くなるセミブッシュタイプ。定植後しばらくはツル ●抑制栽培では小玉傾向。「栗ざんまい」が肥大良く推奨。 ●「初代こふき」とは異なり、多肥栽培で積極的に草勢を作り、果実肥大を促すことを推奨。元肥・追肥は多めに早めに初期からしっかり効かせる。着果性に優れ、強草勢でもツルボケの心配は少ないので、追肥も早い段階(1番果交配前)から適時多めに施し、2番果の肥大とツル持ちを促す。 ●株元近くに(10節までに)着果した果実は摘果し、木と根の生育を優先させると終盤までの草勢維持がしやすくなり、収量と品質向上に繋がる。二つ折型苗ラベル低節位着果低節位着果165㎜165㎜絵袋詰500粒※あくまで最低限の目安です小袋7粒絵袋詰100粒うら成りの小さな果実にもしっかり味が乗ってます!の伸びがジックリ進み、ハウス・トンネル作でも管理しやすい。地域栽培作型冷涼地高冷地トンネル・露地作型平坦地暖 地ハウス作型トンネル・露地作型播種定植収穫期×◎Tokunou Kofuki 5.6特に濃い黒皮外観特に濃い黒皮外観特に濃い粉質性の肉質特に濃い粉質性の肉質ちょうど良い5・6玉サイズ中心ちょうど良い5・6玉サイズ中心美味しい「こふき」をギュッと濃縮美味しい「こふき」をギュッと濃縮「特濃こふき」の低節位着果は厳禁!コート子ヅル2本整枝の場合10節目以上親ヅル1本整枝の場合15節目以上ホクホクなのにしっとり。肉質きめ細かく、なめらか。「特濃こふき」栽培の心得感動するほど旨い「かぼちゃの煮物」を食べたことはありますか?特濃こふき5.6特濃こふき5.6
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